診察のご予約はこちらから

トピックス TOPICS

ワクチンスケジュールを電話で作成できます。

0歳児(1歳になるまで)で5種類のワクチン接種をしますが、それぞれ2回接種が必要なもの、3回接種が必要なワクチンがあり、合計12接種となります。1歳児(2歳になるまで)も5種類のワクチン接種をします。0歳児で接種したワクチンの追加が2種類、新しく接種するものが3種類。水痘ワクチンも新しく1歳児で2回接種します。合計6接種となります。

このようなたくさんのワクチンを、決められた間隔で接種する必要があるため、今まではお母さんにクリニックに来院していただいて、対面で作成していました。ワクチンの接種日時をカレンダーに記録しお渡ししていました。加えてワクチンの副作用、経口ワクチンのロタウイルスワクチンでは注意事項として授乳時間の説明も行っていました。

しかし、この10年余りワクチンへの理解も進み、大きな副作用もなく順調に進んでいます。従って電話でのワクチンスケジュール作成も可能かと考えるようになりました。

以前から3歳児で接種開始する日本脳炎ワクチンは電話で受け付けていました。日本脳炎ワクチンも4回接種が必要ですが、接種間隔を注意すれば間違いは起こりにくいとの判断でした。子宮頸がんワクチンも接種年齢と接種間隔が重要ですが電話で予約が可能でした。

 

0歳児、1歳児の電話での予約は次のようにしています。電話をしていただくと、事務から出生年月日(年齢)と名前、電話番号をお聞きします。次に看護師から、受診しやすい時間帯(午前、午後、曜日)を決めます。1回目のワクチンは肺炎球菌、ロタウイルス、B型肝炎、5種混合と決まっていますが、これらの予診票を記入して持ってきていただきます。母子手帳は接種したワクチンの大切な記録になります。母子手帳がないと接種できません。保険証、受給者証が必要です。初めて受診していただいた日に、上記4種類のワクチン接種をした後に、その後のワクチンスケジュールを対面で作成し、カレンダーに記載してお渡しします。その時に再度、副作用、注意事項をお話しします。電話では1回目のワクチンの項目と時間帯を決め、2-3の注意事項のお話になるので5分ぐらいで済みます。ぜひ利用してください。

 

最近のワクチン情報を1つお知らせします。

RSワクチンです。RSワクチンを妊娠24週から36週の母体に接種し、お母さんの体内でできたRSウイルス抗体を、胎盤を通して胎児に移行させ、その抗体が出生後の赤ちゃんをRSウイルス感染症から守ります。出産までにお母さんの体内でRSウイルス抗体を作る必要があるため、妊娠24週から36週までに接種する必要があります。これは任意のワクチンでお金がかかります。3万円ぐらいかと思います。産科の医師から適切な時期に接種するかどうかの説明があると思います。

RSウイルスは0歳児が罹患すると時に細気管支炎になり、呼吸困難のためミルクが飲めないどの症状が出ます。十分の哺乳ができないと脱水症が問題になり入院が必要となります。