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オミクロン株の流行と発熱外来

2月初め、日本中でオミクロン株の大流行が起こっています。
全国の1日の感染者数は10万人を、重症者は1000人を超え、1日の死者は100人以上となっています。
小児の感染者数の増加が1つの特徴で、保育園、小学校で休園、学級閉鎖が相次いでいます。
今までの、アルファー株、デルタ株では、学校のクラスの中にコロナ感染者やその濃厚接触者がいても蜜になるのを避ければ、感染はまれでした。
しかしオミクロン株は季節性インフルエンザのように知らないうちに感染してしまう印象があります。
西尾市でもオミクロン株の感染者が急増しています。1日100人から150人が感染し
10歳以下の感染者は約40%を占めています。
クリニックで陽性者が出ると、西尾保健所に連絡していますが、保健所から陽性者家族へ連絡と指導が4-5日かかる状況です。
陽性者家族は、この間、どうしたらいいのか不安になると思います。その意味では、医療崩壊が1部起こっていると言えるかもしれません。

コロナウイルス、オミクロン株の大流行で、現在問題になっているのは、ブースター接種が遅れていること、検査キットの不足、陽性者、濃厚接触者の仕事への復帰時期がはっきり決まっていないことなどがあります。
また、西尾市民病院や安城更生病院はPCR検査の予約制を始めました。
医療従事者への負担の問題か?検査キットの不足の問題かわかりませんが、医療制限がかかってきています。これも医療崩壊を防ぐ1つの手段かもしれません。
オミクロン株の今後について、ピークアウトは近いと言う専門家もいますが、今後変異株は次々出現するという専門家もいます。まだ先は見通しが付きません。

発熱外来は、大きな病院が、病院の敷地内に別の診察場所を立て、熱発のある患者さんをそこで診察し、院内にコロナウイルスを持ち込まないことを目的にしています。
普通のクリニックでは別の診察場を立てるのは難しく、多くは駐車場で、患者さんの車の中で診察する形態がとられています。
寒い中、診察される側も、する側も大変ですが、感染対策としてどうしても必要になります。
駐車場で診察するか、院内で診察するかの判断をトリアージと呼んでいます。熱発のある患者さんは、クリニックの入り口でインターホンを押してもらって、感染対策した看護師が直接予診をとって判断します。
受診された患者さんの近くにコロナ感染者や濃厚接触者が見えるときは、駐車場での診察となります。
そうでない方は、院内で普通の診察となります。コロナウイルスのPCR検査も多くは駐車場の車の中ですることになります。
ご協力をお願いします。