新型コロナウイルスの流行による行動自粛の要請と感染する恐れから、ワクチン接種のための医療機関受診を控えて見える方が多く見えると思います。
今回、日本小児科学会から積極的なワクチン接種をお勧めするコメントが発表されました。
ワクチン接種ための医療機関受診は、不要不急な行動ではないこと、ワクチン接種の遅れによって起こる重症感染症の危険から、予定通りの接種を勧めています。
病院側もワクチン接種の時間帯を作っています。熱や咳のある患者さんはこの時間帯には受診していません。
病院の待合も間隔をとって、ソーシャルディスタンスも考慮しています。スケジュール通りのワクチン接種をお願いします。
今のところ西尾市は7人ぐらいの新型コロナウイルス感染者が出ていますが、感染経路不明の方はいないようです。
世界では毎日8万人以上の新規感染者があり、日本でも200人弱です。
国の専門家会議は、新規感染者の減少が期待したほどではないとして、緊急事態宣言の1か月延長を決めました。
今まで約1か月間、窮屈な生活に耐えて来ましたが、さらに1か月続きます。国民全体が自粛疲れになってきている感じです。
しかし、考え方によっては1か月、2か月の延長ぐらいならいいほうかもしれません。
ひょっとすると、今後ずっと、このような生活が続く可能性もあります。
コロナウイルスはずっと存在し、人間と共存せざるを得ないことになるかもしれません。
生活の制限の厳しさはいろいろ変化するでしょうが、今まであたり前にしていたことが出来なくなる、あるいはしないほうがいいことになります。
100年前のスペイン風邪は2-3年間流行と鎮静が繰り返され、多くの犠牲者が出ました。今回の新型コロナウイルスも、今年の秋から冬にかけて再流行が心配されています。
新型コロナウイルスをしっかり研究し、ワクチンの開発、効果のある薬を発見し、来る再流行に上手に対処したいものです。