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小児の新型コロナウイルスワクチン接種

西尾市では、7月16日に12歳から16歳までの年齢層に新型コロナワクチン接種券が発送されます。
接種券があれば、かかりつけ医や近くのクリニックで、ワクチン接種が可能となります。
中学生までが小児になりますが、小児は集団接種を避け、個別接種が勧められています。
また両親の同意が必要となるようです。3週間の間隔で2回接種します。

小児のみ集団接種を避けるように勧告が出ているのは、おそらく、小児期はコロナ感染症の頻度が低いことと重症になりにくいことと関係していると思われます。
重症例が少なければその分、コロナワクチン接種の価値が低くなります。
副作用がある程度見られるワクチンをあえて接種するとき、その価値と副作用を天秤にかけて、判断する必要が出てきます。

世界的にも小児期のコロナワクチン接種は少なく、どのような副作用が出るのか?
よくわかっていません。従って、副作用の説明も、現在かなり進んでいる大人での経験から、お話しするよりないのかもしれません。
高齢者に対するコロナワクチン接種は非常に好評で、多くの方が積極的に接種されたように感じています。しかし、20代、30代の若年層の方は、接種をためらう人が多いと言われています。
7月から、すべての年代の方に接種券が徐々に発行されますが、どのような動きになるのか?

現在、西尾市では集団接種(吉良支所、コンベンションホール、市立看護学校、勤労会、文化会館、市役所、オチックスで、毎日、土日も含めて、このうちの2か所で接種)が中心ですが、個別接種も各医療機関で行われています。
愛知県の大きな市、名古屋市、豊橋市、岡崎市では、大規模接種も行われています。
更に、最近では、大きな企業が、そこで働いている人にワクチン接種をする職域接種も加わっています。少し複雑ですが、3つの接種方法があります。

少し気になるのは、ワクチンが今後十分に供給されるのだろうかということです。
各企業も参加して職域接種が盛り上がったところで、政府からストップがかかりました。
ある自治体ではワクチン不足で接種計画ができないと訴えているところもあります。
東京など感染者が少しづつ増加しています。第5波も心配されています。
このような中、オリンピックも開催されようとしています。多くの医療従事者は心配しています。