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インフルエンザワクチン、新型コロナワクチン、子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種

猛暑がようやく治まり、9月になりました。9月になるとインフルエンザワクチン接種の予約が病院、クリニックで始まり、実際のワクチン接種は10月から12月を中心に行われます。インフルエンザの流行は例年、11月ごろから始まり、年明けの1月がピークとなり、3月、4月に収束するので、今年中にワクチン接種を済ませておくのがいいと思われます。去年の暮れから今年の、2023-2024年シーズンは新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの流行が重なり大変なことになるのではと心配されましたが、それほどの大きな流行は起こりませんでした。季節性インフルエンザは4月一杯でほぼ終息しました。

一方、新型コロナウイルスは現在も定点当たり8.8で、流行が続いています。この数字の8.8は、全国5000の定点の平均で、1週間に1つの定点医療機関で平均8.8人が新型コロナウイルス感染症と診断されていることを意味します。

 

10月1日から新型コロナウイルスワクチンも始まります。今までは新型コロナワクチンはすべて無料でしたが、今回は定期接種(対象者は65歳以上の方、60歳から65歳以下の方で重症化する恐れのある方)も一部負担、任意接種も有料となります。24年3月31日まで新型コロナワクチンはすべて無料でしたが、接種を希望される方はほとんど見えませんでした。去年の5月8日から新型コロナウイルスは5類感染症に分類され、その後、風邪と同等の扱いになりました。感染しても多くは軽症です。このような状況の中で、新型コロナワクチン接種を、お金を払っても接種したいと考える方は少ないように思われます。

金額はまだはっきりした情報はないのですが、15000円程度で定期接種の対象の方は7000円ぐらいではといわれています。高額です。

 

前回8月の記事で紹介しました子宮頸がんワクチンのキャッチアップの件ですが、一般的な接種方法は2か月の間隔で1回目と2回目を筋肉内接種し、1回目の6か月後に3回目の接種をします。しかし、上記の方法ができない時、次の方法があります。1か月の間隔で1回目と2回目の接種を行い。1回目から3か月後に3回目の接種をする方法です。この方法をとる時は、11月中に1回目を接種すれば、期限の2025年3月31日までに子宮頸がんワクチンの接種を公費で完了できます。

子宮頸がんワクチンのキャッチアップの対象となる方は、次の期間に生まれた方です。                                                                                                          

平成9年4月2日から平成20年4月1日となります。

2025年3月31日まで無料で子宮頸がんワクチンが接種できます。ぜひこの機会を逃さないで接種してください。自費で接種すると10万円近くかかります。