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新型コロナウイルスワクチン接種進行状況について

新型コロナウイルス感染者は、世界では1億人を突破し、死者は250万人達しました。
死亡率はおおよそ2.5%になります。アメリカは感染者が最も多く2500万人で、死者は50万人以上です。
日本では第3波が少し終息傾向にありますが、その減少率は低下し、毎日1000人前後の新規感染者が続いています。
大阪府、京都府、兵庫県は2月いっぱいで、緊急事態宣言解除を国に要請しています。
26日に開かれた諮問委員会(専門委員会)は解除に慎重な姿勢が多く出たと言われていますが、1週間前倒しの緊急事態宣言解除の方向になりそうです。

変異型コロナウイルスが、ヨーロッパやアメリカで拡大が危惧されています。
今までのコロナウイルスに代わって、流行の中心になってきています。
日本ではまだ数十例の報告があるのみですが、近い将来、変異型が主流になってくるのであろうと、感染症専門会は予想しています。
新型コロナウイルスワクチンですが、日本でも医療最前線で働く医療従事者への接種が始まりました。接種後の副作用は大きなものはなく、今のところ順調に進んでいるように思われます。
しかし、日本に入ってくるはずのコロナワクチンの数が少なく、本当に契約通り輸入できるのか心配されています。
現在、西尾では集団接種の準備が進められています。
予定では4月初旬から、大きな会場を利用して高齢者からの接種が始まるスケジュールです。
1つの会場に医師2名、看護師4名が出向き、医師が問診をとり、接種可能か判断し、看護師が上腕の三角筋に注射(筋肉注射)することになっています。
問診でいろいろ持病のある人が接種可能かの判断がむつかしい時には、かかりつけ医の判断が必要になる例があると思われます。
このような時は大きな会場での接種を控え、かかりつけ医での接種を勧めることもあるかもしれません。
一方で、個別接種も考えられています。集団接種で遠くの会場に行くより、いつもかかっている近くの診療所で接種を受けたいと考えている人も多いと思われます。
かかりつけ医はその人の病歴も分かっているので、判断がしやすい面があり、接種される人も安心があります。
もう1つの接種方法は出張型で、出向いて接種する方法です。
今のところ、どの方法が中心になるか、はっきり決められていません。
また前にも触れましたが、ワクチンの供給がうまくいくのかが大きな課題のように思われます。
新型コロナワクチンが世界中の人に接種され、効果をあげ、パンデミックが治まることを期待したいと思います。